30代からのデンタルケアとは?年を重ねると生じる口腔内の変化とケア方法を解説

      2025/04/20

甲府市の歯医者、降矢歯科クリニック 歯科・矯正で、30代からのデンタルケア

こんにちは、甲府市の歯医者、降矢歯科クリニック 歯科・矯正です。

30代を迎えると、仕事や家庭での責任が増えることで多忙になり、歯をはじめとした口腔内の健康管理がおろそかになってしまう場合があります。
しかし、口腔の健康は全身の健康ともかかわりがあり、デンタルケアを怠ることにはさまざまなリスクがあります。
今回は、30代の方が特に気を付けたい口腔内の変化や具体的なケア方法について解説します。

 

加齢による口内リスクとは

歯周病

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歯周病は歯を支える歯ぐきや骨が細菌感染によりダメージを受ける病気であり、30代になるとそのリスクがそれまでよりも高くなります。
これは、加齢によって体の免疫力が低下することや、口内が乾燥しやすくなって細菌が洗い流されにくくなるためです。
また、仕事や家庭での忙しさが増す30代は、口腔ケアが疎かになりがちであり、これも歯周病の原因となる歯垢や歯石の蓄積につながります。

歯周病は初期段階では痛みや腫れといった自覚症状が出にくく、自分では気付かないままに進行することが少なくありません。
そのため、忙しい中でも就寝前には丁寧に歯磨きをするようにしたり、口腔トラブルのリスク度合いに合わせて定期的に歯科検診を受けたりすることが重要です。

 

虫歯

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虫歯はあらゆる世代で共通の口内リスクであり、30代でも注意すべき疾患です。
特に、忙しさやストレスなどから甘い物を摂取する機会が増えたり、生活習慣が不規則になったりしている方は、虫歯のリスクが高い状態です。
毎日の丁寧な歯磨きはもちろん、間食の回数を制限したり、糖分の摂取量を制限したりすることで虫歯の発症を予防しましょう。

また、仕事などが忙しくて定期検診に行けていないという方もいるかと思いますが、3~6カ月に一度は検診とクリーニングを受けるようにすると、虫歯の予防・早期発見につながります。

 

口臭

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加齢に伴って気になってくるのが口臭です。
口臭の原因は舌苔(ぜったい)の蓄積や歯周病、虫歯、さらには胃腸の不調などさまざまですが、10代、20代に比べて30代以降は口臭のリスクが高くなります。
これは、唾液の分泌量が減少することで口腔内が乾燥しやすくなり、細菌のバランスが崩れやすくなるためです。

口臭対策として、こまめな舌のクリーニングや適度な水分補給、歯科医院での定期的なクリーニングを心がけるようにしましょう。

 

歯の着色や黄ばみ

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唾液の分泌量の低下は、歯の黄ばみやくすみにもつながります。
唾液は口腔内の酸性度を中和し、汚れを洗い流す役割を担っているため、年を重ねて唾液の量が減少すると、食べかすや飲み物による着色物質が歯の表面に沈着しやすくなるためです。

また、日々歯を使う中でできた歯の表面のミクロの傷も、着色性の汚れを留まらせる原因となります。
定期的な歯のクリーニングや、漂白作用のある歯磨き粉の使用が、黄ばみを防ぐことにつながります。

 

30代からは特に歯周病に注意が必要

30代という働き盛りの多忙な時期において、口腔ケアを疎かにすることはとても危険です。
それは、加齢とともに体の免疫力が低下し、歯周病のリスクが高まるためです。
厚生労働省のデータによれば、40歳を超えると4人に1人が歯周病が原因で歯を失っていると報告されており、気づかないうちに歯周病が進行することはめずらしくありません。
30代からしっかりとしたケア習慣を持ち歯周病の予防に努めることが、歯を失わないためには重要です。

 

30代からのオーラルケア

歯間ブラシやデンタルフロスの使用

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歯ブラシを使ったケアだけでは、口内に残るすべての汚れを落とすことはできず、どうしても汚れは溜まっていってしまいます。
特に、歯と歯の間は、歯磨きだけでは不十分な場合が多く、虫歯や歯周病の原因となります。
そのため、30代以降の方に特に活用してほしいのが、歯間ブラシやデンタルフロスです。

これらを使うことで、歯間に残った食べかすや歯垢をしっかりと取り除くことができるようになります。
毎日の習慣として取り入れることで、虫歯や歯周病のリスクを減少させましょう。

 

歯科医院での定期検診

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定期的な歯科検診は、オーラルケアにおいて欠かせません。
かかりつけの歯科医院を持ち、歯科医師や歯科衛生士による定期検診とクリーニングを受けることで、口腔内の健康を保ちやすくなります。
市区町村で行われている無料の歯科検診も、活用しましょう。

 

禁煙

甲府市の歯医者なら、降矢歯科クリニック 歯科・矯正

喫煙は、歯周病やそのほかの健康問題を引き起こすリスクファクターです。
タバコのニコチンは、歯周病を引き起こす細菌の繁殖を助け、血流を悪化させることで免疫力低下も引き起こします。
また、喫煙の影響で歯ぐきの色が悪くなったり、血流が悪化したりすることで、歯周病の初期症状が見落とされることもあります。
口内はもちろん、全身の健康を維持するためにも、タバコを吸う習慣がある方は禁煙に挑戦しましょう。

 

免疫ケア

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口腔内には多種多様な細菌が存在していますが、そのバランスが維持されることで健康が保たれています。
そのため、免疫力低下などにより細菌バランスが崩れると、歯周病菌が優勢になり口腔内の健康が脅かされることになります。
栄養バランスの取れた食事を心がけるとともに、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを含む食品を摂取することで、免疫力の維持に努めましょう。

長時間のだらだら食べや頻繁な間食を避け、規則正しい食生活を心がけることも大切です。
また、睡眠時には免疫システムが活発になるため、質の良い睡眠をとり、ストレスを溜めないようにも気をつけましょう。

 

妊娠・出産後のケア

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妊娠中はホルモンバランスの変化により、妊娠性歯周炎にかかりやすくなります。
また、出産後は育児で忙しく、自分自身のケアは二の次になりがちです。そのため妊娠中および出産後は、意識してデンタルケアを行うようにすることが大切です。

 

まとめ

30代からのデンタルケアは、将来の健康や生活の質に直結します。
加齢による口腔内の変化を見逃さないようにしオーラルケアを習慣化することで、虫歯や歯周病などのリスクを減らしましょう。
また、気になる症状や違和感があれば、早めに歯科医院で相談することで後々のトラブルを防ぎましょう。

 



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