虫歯治療
- 歯を削る量を最小限に抑えることができる
- 小さな虫歯の場合、1日で治療が完了する
- 白い詰め物で審美的に治療することができる
- 保険内で治療可能なため、費用的負担が少ない
- 硬すぎないので、対合する歯を痛めない
- 長年経過すると変色しやすい
- 柔らかいので削れたり欠けたりしやすい
- 強度が必要な奥歯などには向かない
「なるべく歯を削りたくない」
「なるべく歯を抜きたくない」
「歯科恐怖症でずっと歯を治療できなかった…」
当院にも、このようなお悩みやご要望をもってご来院される方が多数いらっしゃいます。
当院では、マイクロスコープによる精密治療で削る量を最小限にするほか、麻酔の工夫により、なるべく痛みを抑えるテクニックなど、患者さまに負担をかけない体に優しい治療を心がけています。
マイクロスコープによる精密治療
マイクロスコープとは脳外科や眼科、耳鼻科などといった医科の分野では30年以上前から使用されている手術用の顕微鏡です。
マイクロスコープを使用することで、肉眼の21.3倍の拡大視野で治療を行うことができるため、虫歯の部分とそうでない部分をしっかりと見て確認しながら、削り残すことなくかつ最小限の虫歯部分だけを削り取ることもできます。
また、つめものや被せ物を入れた際も、マイクロスコープで補綴物がしっかりと歯にフィットしているかどうか、段差や隙間がないかどうかを厳しくチェックすることで、せっかく治療した歯が再び虫歯や歯周病になってしまう確率を減らすことができます。
ただし、保険で使用される銀歯などの材料は、入れた時は段差なくフィットしていても経年により劣化し、隙間や段差が生じる可能性がありますので、定期的な検診と入念なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
コンポジットレジン修復
コンポジットレジン修復とは、歯科用の「レジン」と呼ばれる材料を直接歯に詰めたり、盛ったりすることによって審美的に歯を修復していく方法です。
虫歯治療の方法としては、「インレー」という、歯を削って型を取り、詰め物を作成するやり方が一般的ですが、この方法の場合、型を採るために歯を余分に削る必要があるということ、また、少なくとも2回以上の通院が必要となり、治療に時間がかかるというデメリットもあります。
コンポジットレジン修復の場合、インレーによる治療のように型を採る必要がありませんので、型を採るために余分に歯を削る必要がなく、虫歯になってしまった部分のみを最小限削り取るだけで済みます。
当院では、コンポジットレジンによる虫歯治療は保険治療内で行っております。
メリット
デメリット
痛みを最小限に抑えるための工夫
麻酔をするときの、チクッとした痛みがイヤ
歯を削るときのドリルの音や振動が怖い
このような理由で、歯科医院が苦手、怖いと思っている方も多いのではないでしょうか?
中には、子供の頃におこなった歯科治療がトラウマとなってしまい、歯科医院に行くことが出来なくなってしまった方もいらっしゃいます。
当院では、患者さまにそのような恐怖心や痛みを感じさせぬよう、さまざまな取り組みを行っております。
麻酔針を指す時のチクッとした痛み
通常、虫歯治療で歯を削る必要があるときは、しっかりと麻酔を効かせてから治療に入りますので痛みを感じることはありません。
しかしながら、その痛みを緩和するために打つ麻酔注射のチクッとする痛みが苦手、という方も少なくはないのでしょうか? この痛みを押さる方法として挙げられるのは、下記の2つの対策が考えられます。
表面麻酔を使用する
麻酔針を指す前に歯茎に「表面麻酔」をぬり、歯茎表面の感覚を麻痺させることで痛みを抑える方法です。
表面麻酔自体はジェル状の塗り薬ですので、まったく痛みを感じることはありません。
歯科業界ではたくさんの種類の表面麻酔薬が開発されているのですが、表面麻酔は手間と時間がかかってしまう上に、表面麻酔をしたからと言ってその分の治療費を請求できるわけでもないため、使用していない歯科医院の方が多いのが現状。
当院では、たとえ手間や時間、費用が掛かってしまっても、患者さまの負担を少しでも減らせるよう、表面麻酔を使用した治療を実践しております。
なるべく細い針を使用
麻酔注射に使う針をなるべく細くすることで歯茎へのダメージを最小限にし、痛みを抑える方法です。
麻酔を打つ時の針は、細ければ細いほど、痛みを少なく抑えることができますので、当院では、現在歯科医療で使われている麻酔針の中でも最も細い針を使用しています
上記の表面麻酔と併用することで、麻酔針を刺す時もほとんど痛みを感じずに打つことができます。
麻酔液を注入するときの痛み
麻酔の時に感じられる痛みは、針を刺した時の痛みだけではありません。麻酔針を刺した後、麻酔液を歯茎に注入している時にも違和感や痛み感じることがあります。
「麻酔液を注入するだけなのになぜ痛いの?」と不思議に思う方もいるかもしれませんが、これは麻酔液が体内に入ってくる際に、圧力の変化や温度の変化を歯茎が敏感に感じ取ってしまうためにおこる痛みです。
つまり、上記の痛みを軽減するためには、麻酔液をあらかじめ体温と同程度まで温めた上で、なるべく圧力がかからないよう、ゆっくりと一定のスピードで注入してあげる工夫が必要です。
麻酔液をゆっくりと一定のスピードで注入する
麻酔液を体内に注入する際、必要以上に力を入れすぎてしまったり、注入スピードが一定でなかったりした場合にも、歯肉に圧力がかかってしまい痛みとなって感じられることがあります。
この痛みを抑えるためには、歯茎に圧力がかからぬよう、なるべくゆっくりと一定のスピードで麻酔液を注入してあげる必要があります。
当院では、このような圧力による痛みや違和感を軽減するため、電動麻酔器を使って、麻酔をゆっくり一定の速さで、歯茎の中に注入していきます。
恐怖心からくる痛み
歯科医院が苦手だという患者さまの中には、過度の緊張や恐怖心で刺激に対して敏感になってしまい、必要以上の痛みを感じてしまうケースも少なくありません。
そのような、恐怖心や緊張感、苦手意識からくる「痛み」の場合当院では主に、下記の方法により痛みを軽減するように工夫しております。
丁寧なお声がけ、カウンセリング
人間にとって、未知のものとの接触は非常に恐ろしいもの。その不安や恐怖は、人を容易にパニックに突き落とすことが出来るほど強烈なものです。
そして、それは歯科治療を行う際にも起こりうること。 もし、どこをどのように治療するのかも知らされず、いつ急激な痛みが襲ってくるかもわからない状態で、目隠しをされながら歯を削られる。という状態で治療をされてしまったら、その緊張感とストレスから、ちょっとした刺激にも過敏に反応してしまうようになるでしょう。
当院では、患者さまに安心して、リラックスした状態で治療を受けて頂けるよう、治療前のご説明、治療中のお声がけを徹底しています。
治療に対して少しでも不安が残っている場合は、その不安な気持ちがなくなるまで患者さまと向き合い、話し合い、信頼をしていただいた上で治療を開始するようにしております。