院長・副院長あいさつ

はじめまして。当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。降矢歯科クリニック歯科・矯正、院長の降矢和樹です。当院は2016年に、ここ甲府市下飯田に開業しました。

山梨は、私と副院長が生まれ育った地元です。昔の同級生や、子供のころにお世話になった方たちに、患者さまとしてご来院頂けているのがとてもありがたく、また気の引き締まる思いでもあります。

時には気軽に相談できる街の歯医者さんとして、時には頼れる専門医として、私たちが培ってきた全ての知識・経験・技術を活かし、誠実な診療を行っていきたいと思っております。

院長　降矢和樹

医学的に最高の治療ではなく、患者さまにとって最良の治療を

私が、診療において気を付けていること。それは、決して「治療の押し付け」をしない、という事です。

私たちは各分野の専門医として、常に技術の向上に励み、医学的に最高の治療を患者さまにご提供できる体制を整えております。しかし一方で、医学的に最高の治療が、患者さまにとって本当に良い治療とは限らないとも考えています。

人間が健康に生きていくうえで、「歯」は確かにとても大切なもの。歯科医師として、「歯」を第一優先に考えた治療法をご提案することは当然のことかと思います。

しかしながら、患者さまの立場になると、長い人生、常に自分の歯を第一優先に考えられないことがあるのも事実。受験、転勤、結婚、出産、子育て、介護など…。時間的にも経済的にも、自分のことは後回しになってしまう時期もあるのではないでしょうか？

そのような時、私は、医学的にベストな治療ではなくても、患者さまの置かれている環境や条件の下で、できる限りの治療法や対策をアドバイスすることが大切なことと思っています。

地域のホームドクターとして、患者さまの価値観やライフスタイルを考慮しながら、患者さま一人ひとりに合ったケアをご提案していきたいと考えています。

「専門性」と「総合力」を兼ね備えた治療

私は歯周病専門医の資格を取得しておりますが、大学附属病院勤務時代は重度の歯周病の方の治療はもちろんのこと、腫瘍の摘出手術や精神疾患・全身疾患をお持ちの方の治療など、さまざまな治療を経験してまいりました。

通常、大学病院は、より専門性の高い治療に対応するため、各診療科が独立して治療する「専門特化型」の診療スタイルを取ることが一般的ですが、私が勤めていた大学付属病院はそれぞれの診療科の診療室が1つのフロアに集約されており、一人の患者さんに対して各科のエキスパートが連携しながら包括的な治療を行うことができるという珍しい特徴をもった病院でした。

そのため、自分が専門としている分野以外の専門医の治療も間近で見ることができたのですが、それはとても刺激的で、多くの気づきを得られるものでしたね。

部分部分で患者さまの歯やお口の中の症状を診ても、わからないこと、治せないことも多くあります。予後の良い治療を行うためには、専門性を高めると同時に、一口腔単位で総合的に治療をしていくことがとても大切。この大学での勤務経験が、今も、私の診療スタイルのベースとなっています。