イチゴやほうれん草にも!キシリトールが含まれる食べ物を解説
2025/01/20
こんにちは、甲府市の歯医者、降矢歯科クリニック 歯科・矯正です。
歯の健康を守ることで知られている、キシリトール。
キシリトールはガムに含まれる成分として広く知られていますが、実は多くの食材にも含まれています。
キシリトールが含まれる食材について解説します。
キシリトールとは
キシリトールは糖アルコールの一種で、主に砂糖の代替品として使用されています。
その代表的な特徴は、虫歯の原因となるミュータンス菌の活動を抑制することです。
砂糖の場合は口腔内で発酵して酸を生じ、歯を溶かす要因となりますが、キシリトールはそのプロセスを妨げるため、虫歯のリスクを減少させることができます。
また、キシリトールは唾液の分泌を促進し、口内の酸性度を調節する作用もあります。
キシリトールの摂取目安は、1日に5グラムから10グラム程度です。
特に食事の後にキシリトールを摂ることで、その作用がより発揮されやすくなります。
キシリトールが含まれる食材
イチゴ
イチゴには、100gあたり約0.2から0.6グラムのキシリトールが含まれています。
そのまま食べるのはもちろん、ジャムやスムージー、スイーツの材料としても使用することができ、甘酸っぱい美味しさを味わいながらキシリトールを摂取することができます。
また、イチゴに含まれるビタミンCは免疫力を高める作用を持っているため、風邪予防やスキンケア作用も期待できます。
低カロリーでありながらも満足感が得られるため、ヘルシーなおやつとして適しています。
ほうれん草
ほうれん草は、100gあたり約0.9グラムのキシリトールを含んでおり、特に冬季に栄養価が高まる野菜です。
そのほかの主な栄養素には鉄分とビタミンA、ビタミンCが含まれ、これらは貧血予防や血液の健康維持をサポートすると同時に、目の健康や免疫力向上にも役立ちます。
また、ほうれん草には葉酸が含まれており、特に妊婦さんの健康維持に重要な栄養素です。
加熱することでシュウ酸が減少し、栄養素の吸収が促進されます。
ラズベリー
ラズベリーには、100gあたり約1.0グラムのキシリトールが含まれています。
甘酸っぱい味が特徴で、そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトやサラダのトッピングとしても使うことができる果物です。
また、ビタミンCとアントシアニンという抗酸化物質が多く含まれており、免疫力の向上や、体を酸化ストレスから守る働きがあります。
食物繊維もたっぷりで、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境の改善をサポートしてくれます。
カリフラワー
カリフラワーはアブラナ科の野菜で、100gあたり約0.1グラムのキシリトールを含有しています。
低カロリーで糖質も低いため、ダイエットに向いた食材です。食物繊維とカリウムを含んでおり、消化を助け、血圧を正常に保つのを助けます。
また、ビタミンCが含まれているため、肌ケアや風邪予防にも役立ちます。
健康意識の高い食事を心がけている方に、特におすすめの食材です。
レタス
レタスは、100gあたり約0.05グラムのキシリトールを持つ食材です。
サラダにそのまま使ったり、サンドイッチの具材にしたりと日常的に利用されるレタスは、低カロリーで水分を多く含んでいるため、特にカロリー制限をしている方に適した食材です。
骨の健康維持や血液の凝固機能に関与するビタミンKも含んでいます。
また、レタスは食物繊維を含んでいるため、腸内環境を整える作用もあります。取り入れやすく、毎日の食事に加えやすいのがメリットです。
プラム
プラムは甘酸っぱい風味が特徴で、100gあたり約0.6グラムのキシリトールを含んでいます。
ビタミンCやビタミンE、カリウムが多く含まれており、抗酸化作用を通じて細胞の老化防止を助ける働きもあります。
クエン酸も含まれているため、疲労改善にも役立ちます。
チコリー
チコリーは地中海が原産の葉野菜で、100gあたり約0.7グラムのキシリトールを含んでいます。
含まれるイヌリンは水溶性食物繊維で、腸内の善玉菌を増やし、消化機能を高める作用があります。
苦味が気になる場合は、オリーブオイルやレモン汁といったドレッシングで味付けすると、食べやすくなります。
なす
なすは、100gあたり約0.05グラムのキシリトールを含んでいます。
グリルや煮物、炒め物として使われることが多く、その柔らかな食感と吸収性のある性質が特徴です。
なすの紫色の皮に含まれるアントシアニンは強い抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぎます。また、低カロリーで食物繊維も含まれているため、ダイエットにも向いています。
人参
人参は、100gあたり約0.1グラムのキシリトールを含んでおり、その甘みを活かしてジュースやスムージー、サラダや煮込み料理など、さまざまな料理に利用されています。
特に多く含んでいるβカロテンは、体内でビタミンAに変化して眼の健康を守る作用があります。
また、人参は抗酸化作用を持つビタミンCも含んでおり、免疫力を高め、肌のトラブルを軽減する働きを持ちます。
バナナ
バナナはエネルギー補給に適した果物で、100gあたり約0.1グラムのキシリトールを含んでいます。
カリウムが多く、血圧低下や、心臓の健康を維持するのに役立ちます。
また、食物繊維を多く含んでいるため、消化を助け、腸の健康を保ちます。自然な甘さと持続型のエネルギー供給が特徴で、活動前の栄養補給にも適しています。
玉ねぎ
玉ねぎは多くの料理に使用される万能な食材で、100gあたり約0.02グラムのキシリトールを含んでいます。
オリゴ糖も含まれており、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を改善する働きがあります。
キシリトールを摂取する際に気を付けること
キシリトールは虫歯予防に適していますが、摂取量には気を付けるようにしましょう。
推奨される摂取量を大幅に超えると、腹痛や下痢といった胃腸障害を引き起こすおそれがあります。
特にガムなどのお菓子でキシリトールをとっている場合には、摂取量が多くなってしまう場合がありますので、1日20グラム以上の摂取は控えるように気を付けてください。
また、キシリトールは特に犬にとって有害であり、ペットのいる家庭では管理に注意が必要です。
まとめ
キシリトールは虫歯予防に役立つ成分として知られ、自然由来の食材からも摂取可能です。
イチゴやほうれん草をはじめ、ラズベリーやバナナなど多くの食材に含まれており、日常の食事で無理なく取り入れることができます。
適量を守りながら、多様な食材を食べて、健康的な生活を送りましょう。
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