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小児歯科は普通の歯科医院と何が違う?設備や治療の特徴を解説

      2025/09/20

こんにちは、甲府市の歯医者、降矢歯科クリニック 歯科・矯正です。

小児歯科では、虫歯の治療はもちろん、あごの発育や歯列の成長過程も含めた包括的な視点からのケアが行われます。
今回は、小児歯科の基本的な役割から実際に行われる治療内容、そして子どもを歯科医院に連れて行くときのポイントなどを解説します。

 

小児歯科とは

小児歯科は、乳児から思春期までの子どもを対象とした歯科の専門分野です。
子どもの歯である乳歯はエナメル質が薄く、虫歯が進行しやすいという特徴があります。

「どうせ抜けるから大丈夫」と思われがちですが、乳歯の虫歯を放置すると、将来の歯並びやあごの成長に悪影響を及ぼすことがあります。
小児歯科では、乳歯のこうした特性を踏まえて治療や予防を行います。
加えて、歯科への不安を和らげる工夫を取り入れ、子どもが楽しく通える環境づくりにも力を注いでいます。

 

小児歯科と一般的な歯科医院の違い

一般診療を行う歯科医院は主に成人を対象とし、虫歯や歯周病、義歯やかぶせ物など、機能回復を目的とした治療を中心に、予防歯科や美容診療も行います。
一方、小児歯科では「予防」と「成長」に重点を置いた診療が行われるのが基本です。
例えば乳歯の虫歯治療においても、永久歯への影響をできるだけ抑えるよう配慮されます。

 

小児歯科の院内設備

お子さんを歯科医院に連れて行くときに、「怖がらずに通えるかな」「診察室で泣かないかな」と不安になる保護者の方は少なくありません。
そうした気持ちに寄り添い、子どもがリラックスして診療を受けられるよう工夫されているのが、小児歯科の院内設備です。
多くの小児歯科では、絵本やおもちゃが充実したキッズスペースが設けられています。
待ち時間に遊べる環境があることで、子どもは退屈になることなく、緊張感を軽減できます。

また、おむつ替えスペースを備える歯科医院も増えています。
さらに、スクリーンやタブレットなどを使って、動画が見られる歯科医院もあります。
親子で一緒に入れる広めの診察室を備えているところもあり、緊張しやすいお子さんでも、リラックスした状態で治療を受けやすくなっています。
保護者の方はそばで様子を見られるため、治療の内容をしっかり把握することができます。

 

小児歯科の対象年齢

小児歯科は、一般的に0歳から中学生頃までのお子さんを対象としています。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の移行時期は一人ひとり異なります。
永久歯がすべて生え揃い、あごの成長がある程度落ち着いてくると、一般歯科での診療に切り替えるケースが増えていきます。

 

小児歯科の治療内容

虫歯治療

虫歯の治療は、小児歯科における代表的な処置の一つです。
初期の段階では、できるだけ歯を削らずに済むよう、歯磨き指導やフッ素塗布などの予防的処置で進行を抑えることを目指します。
虫歯がある程度進行している場合は、虫歯になっている部分を取り除いたうえで、詰め物やかぶせ物による修復が行われます。
乳歯が大きく傷んでしまっている場合には、まわりの歯やこれから生えてくる永久歯に影響を及ぼすこともあるため、抜歯が必要になることもあります。

 

フッ素塗布

甲府市の歯医者なら、降矢歯科クリニック 歯科・矯正

フッ素塗布は、資質を強化し、虫歯に対する抵抗力を高めるための予防処置です。
歯の再石灰化を助ける働きがあります。特に乳歯や、生えたばかりの永久歯はフッ素を取り込みやすいため、定期的に塗布を続けることが長期的な虫歯予防になります。

 

シーラント

奥歯の溝は細かくて深く、歯ブラシの毛先が入りにくいため、汚れがたまりやすい場所です。
シーラント処置では、奥歯の溝をシーラントと呼ばれるプラスチック素材で埋めることで、汚れの蓄積を防ぎ、虫歯のリスクを軽減します。

 

ブラッシング指導

子どもの成長に合わせた歯磨きの指導も、小児歯科の大切な役割です。
歯ブラシを持つ練習からスタートし、徐々に本格的なブラッシング方法を教えていきます。
あわせて、保護者の方には仕上げ磨きのコツなども説明し、親子で歯を守る習慣づくりをサポートします。

 

小児矯正

小児期の矯正治療は、大きく「第一期」と「第二期」に分けられます。
第一期は、乳歯と永久歯が混ざって生えている時期に、主に床矯正装置や拡大装置といった、取り外し可能な装置を用いて行われます。
あごの成長を助けながら、永久歯がきれいに並ぶためのスペースをつくることが目的です。

その後、永久歯がすべて生えそろった段階で始まるのが第二期の治療です。
この段階では、歯並びそのものを整える矯正治療が行われます。
あらかじめ第一期の治療を行っておくことで、治療にかかる期間が短くなったり、抜歯をせずに済んだりするケースもあります。

 

生活習慣指導

おやつの回数や時間帯、食事の内容は虫歯のリスクに直接関わるため、小児歯科ではそうした習慣についてもアドバイスが行われます。

 

子どもを歯科医院に連れていく際のポイント

嘘をつかない

子どもを歯科医院に連れて行くときに、つい「今日は見るだけだよ」といってしまったり、別の場所に行くといってしまったりすることもあるかもしれません。
しかし、それで歯科医院へ連れていけたとしても、実際に治療が行われた場合にはお子さんは「だまされた」と感じてしまいます。
それによりその後の通院がさらに難しくなる可能性もあるため、嘘はつかないようにしましょう。

 

怖がらせない

「歯医者に行かないと痛いことになるよ」といった言葉は、不安や恐怖の気持ちを植えつける原因になります。
「歯科医院に行くことで歯がピカピカになる」「痛くならないようにしてくれる」など、前向きに通院できるような言葉を使うようにしましょう。

 

治療後はしっかり褒める

治療が終わったら、どんな小さなことでも子どもの頑張りをしっかり褒めてあげましょう。
「診察台に座れてえらかったね」「泣かずにがんばったね」といった言葉は、子どもの自信になります。
また、次の通院を楽しみにする気持ちにもつながります。

 

まとめ

乳歯の時期から正しいケアを続けることは、永久歯やあごの健康な成長に欠かせません。
また、早い段階で歯科医院に通う習慣を身につけることで、歯の健康への意識も自然と高まっていきます。
いつまでも自分の歯でしっかり食事ができるよう、小児歯科での定期的なケアを取り入れていきましょう。

 



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