ドクターの技術力
- 5年以上継続して日本歯周病学会の会員であること。
- 認定医取得後、本学会が認めた研修施設で2年以上専門的な歯周病治療の知識と技量をマスターしたもの。
- 所定の講座の受講を終え、症例報告書を10症例提出(歯周外科治療や歯周再生医療など重症の歯周病患者さんのケースを半分以上含む)し、ケースプレゼンテーション試験に合格すること。
- 歯科医師免許を有する者
- 歯科医師免許取得後、引き続き5年以上の学会会員である者
- 学会指定研修機関における矯正歯科基本研修およびその期間を含めて、5年以上にわたり矯正歯科臨床研修を修了した者。または、同等の学識、技術、経験を有すると判断される者
- 学会の認めた刊行物に矯正歯科臨床に関連する報告を発表した者
- 学会倫理規定を遵守する者
当院では、日本歯周病学会専門医の院長と、矯正歯科学会認定医の副院長が、互いの専門分野における知識と経験を活かし、タッグを組んで診療にあたっています。
専門分野の異なるドクター同士が連携して治療を行うことで、患者さまの将来を見据えた、より質の高い治療を提供することが可能となります。
専門医、認定医としての立場から、より適切なアドバイスを行うこともできますので、まずはお気軽にご相談にいらしてください。
山梨県ではたった6名(※)。歯周病専門医とは ※2019年現在
歯周病専門医は、日本歯周病学会が、歯周病治療において一定の知識と技術を持つ歯科医師に対して発行する認定資格です。
現在、歯科業界には数多くの学会や団体、研究会などが設立されていますが、その中でも日本歯周病学会は10,000人以上の会員数を誇る規模の大きな団体で、1957年の設立以来、公益性の高い組織として活動している歴史ある団体です。
2019年現在、厚生労働省に広告が可能として認可されている歯科専門医は、数ある学会のうちわずか5団体の専門医のみですが、日本歯周病学会の専門医はそのうちの一つです。
学会や研究会によっては、会員として所属さえすればほとんどの歯科医師が獲得できるような「名ばかりの専門医」を発行している団体があるのも事実ですが、日本歯周病学会が発行する専門医は、「専門医」と名乗るにふさわしい技能を要するものとして厚労省のお墨付きがあると言えるでしょう。
日本歯周病学会の専門医は5年ごとに更新する必要があるため、常に一定レベル以上の歯周病治療を行っていなければ資格を保有し続けることができません。
専門医はあくまでも一つの参考材料ですが、熟練した技術と正しい知識を有しているかどうかの目安として活用いただければと思います。
日本歯周病学会専門医の資格取得条件
歯肉の状態が、治療の「もち」を左右する
歯周病治療は、すべての歯科治療の基礎となるともいえる治療。たとえ高い費用をかけてキレイな歯を入れても、歯周病で歯肉が腫れた状態では精度の高い歯を作ることはできませんし、そもそも歯周病で歯の土台となる骨が溶かされてしまっては、歯を維持することもできません。
治療直後だけではなく、20年後、30年後まで美しく快適に使えるようにするためには、歯肉の状態を良い状態にキープすることは必須なのです。
今や成人の80%が罹患しているともいわれる歯周病。一見、健康な歯ぐきのように見えても、実は歯ぐきの内部で歯周病が着々と進行しているケースもあります。
当院では、数多くの症例を診てきた専門医としての立場から、より永く快適に歯を使っていただけるよう、将来的なリスクも含めたアドバイスと適切な処置をご提供させていただいております。
矯正治療のプロフェッショナル。日本矯正歯科学会認定医
日本矯正歯科学会認定医とは、日本矯正歯科学会が、一定の知識と技術を有する矯正医に与えている資格です。
日本矯正歯科学会は日本でもっとも権威ある矯正学会で、1926年に設立され、日本各地の矯正歯科医を中心に6,400名を越える会員により構成されております。
矯正医として開業さている先生であれば、必ずと言っていいほど加入している団体といってよいでしょう。
現在、日本矯正歯科学会認定医の資格を持っているのは全国でもわずか2,700人ほど。矯正治療を行う歯科医全体の約1割に過ぎません。相当年数のキャリアと症例実績を積んだドクターのみに与えられる称号なのです。
日本矯正歯科学会認定医の資格取得条件
認定医の資格を得ようとする者は、学会に申請し学会認定医委員会の審査に合格しなければならない。認定医の申請は、次の各号を満たす者に限られる。
見た目を整えるだけではない、かみ合わせを重視した矯正治療
「矯正歯科」というと、歯並びをキレイに整える審美的な治療というイメージをお持ちの方も多いかと思います。
確かに、矯正治療を行うメリットとして見た目の改善はとても大きいですし、見た目を改善することによって、自分に自信が持てるようになったり、表情が明るくなったりと、精神的な健康を取り戻すこともできます。
ですが当院では、矯正治療の本質は、見た目をキレイに整えることではなく、正しい噛み合わせを構築することで虫歯や歯周病を予防したり、生涯にわたり、ご自身の歯で食事をおいしく召し上がることができる環境を整えることと考えています。
そのため当院では、子供のころから将来を見据えて矯正治療を始める方や、高齢の方でも崩れてしまった噛み合わせを整えるために矯正を行う方も多いですね。
噛み合わせを考慮せず、見た目の審美性のみを重視した矯正治療を行った結果、治療後にものが噛めなくなってしまったり、顎関節症を引き起こしてしまうといったトラブルも少なくありません。 矯正治療は、通常の歯科治療に比べて治療期間も長く、費用負担も大きな治療です。「こんなはずじゃなかった。。」と後悔しないためにも、是非、ご納得のいく医院選びをしていただきたいと思っております。
一般歯科と矯正治療の両立により、将来を見据えた歯科治療を
矯正治療をご検討されていらっしゃる方の中には、お口の中の問題として歯並び以外の問題を抱えていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
例えば、もともと体質的に、むし歯リスクや歯周病リスクが高い方は、矯正装置を付けることで更にそれらのリスクを高めることになってしまいます。また、歯根破折や虫歯が原因で抜歯が必要な場合、欠損した部分の補綴手段も併せて治療計画を立てなければなりません。
多くの場合、矯正専門医院は矯正治療だけにしか対応しないため、このような総合力が必要となるケースでは他医院のドクターと情報を共有しながら治療を進めことになりますが、いくら密に連携を取ったところで、ありとあらゆるすべての情報を共通認識として共有するのはとても難しいことです。
当院では、2人の専門ドクターが必要に応じて立ち会いながら治療を進めておりますので、専門的でありながら総合力も兼ね備えた治療を行うことができます。
双方の技術を取り入れながら治療を行うことで、将来を見据えた予後のよい治療が可能になるのです。